[a]:「あ」でも「エィ」でもない

アルファベットの[A][a]をみると、ローマ字読みして「あ」とかアルファベット読み「エィ」といいたくなりますが、フォニックスの発音を覚えるときには、少し違った発音をします。

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[a]([apple]の[a])

【フォニックスのルール 解説】

発音:『ェア』<発音記号:/æ/>

この発音が実は難しい。アメリカ英語とイギリス英語でも微妙に発音が違うし、そもそも日本語にはない音です。
[apple]のことをカタカナ英語では「アップル」とよく記述されていますが、正しくは「ア」ではありません。

発音記号で書くと、/æ/。
[a]と[e]がくっついたような形ですね。
実は、発音も「あ」と「え」の中間のような音になります。
具体的には、『「え」と発声する口の形をして「あ」と発音する』とイメージするとわかりやすいと思います。「え」にも聞こえるし「あ」にも聞こえるような音になればOKです。
便宜上カタカナでは、『ェア』と表記していますが、表記のとおり、『小さく短く「ェ」と発声したあと続けて「ア」と発声する』感じでも大丈夫です。

私たちが[a]を見て「ア」と発音しているのは、実はほとんどがこの音になります。日本人は、英語より先にローマ字を習うのでどうしてもローマ字読みに引っ張られてしまいます。でもローマ字は、日本語の音をアルファベットで表しているだけなので、英語の発音ではありません。少しづつ意識して、英語の発音に慣れていっていただければと思います。

【単語例+フォニックスのルール分解】

単語例フォニックスルール分解発音記号 
apple[a]+[pp]+[le]/ˈæp.əl/ 
ant[a]+[n]+[t]/ænt/ 
cat[c]+[a]+[t]/kæt/ 

【その他の単語例】

animal
attack(tのあとのaも同じ発音)
catch
drank(drinkの過去形)
that

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