フォニックスがおすすめなワケ
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発音記号の限界

発音記号には基本的に例外はなく、覚えればほぼすべての単語を正しく発音できるようになります。ただ、すべての単語の発音記号を正しくおぼることは、少し骨が折れます。

私自身は、発音記号はほぼ覚えていて発音記号を見ればだいたいどんな発音かわかります。でも、すべての単語を正しく発音できるかといえば答えはNo!です。それは、個々の単語の発音記号はほとんど覚えていないからです。その結果、うろ覚えやローマ字読み、カタカナ英語で結局間違って発音していたというケースが多々あります。

例えば、中学・高校の頃の英語のテストで、よく4つぐらいの単語の中で下線部が同じ発音(もしくは異なった発音)をするものはどれか、という問題があったと思いますが、私はそれがとても苦手でした。

【例】次の単語のうち、赤文字の発音が異なっているのはどれか?
all
talk
fork
boat

どれもカタカナ表記では「オー」と発音するように思えるのですが、正解は、[boat](発音記号:/bəʊt/)のみ発音が異なります。[boat]は日本語訳では「ボート」となるため、英語の発音もそのまま『ボート』だと思ってしまいがちですが、正しくは『ボゥト』なのです。その他の3つの単語は、すべて『オー』(/ɔː/)の発音です。

今なら解けるこの問題が、少し前までわかりませんでした。

それは結局、すべての単語において、スペルと発音記号の両方を覚えなければ意味がないということなのです。そして、初めての単語は発音記号がわからないので、正しい発音ができず、その結果、ローマ字読み、カタカナ英語でテキトーに発音してしまうことになります。

フォニックスで解決

フォニックスでは、系統立てて「このスペルはこの発音」という学習をするので、正しい発音が身につきやすくなります。

上記のような問題でも、

[al]「or」は /ɔː/
[oa]は /əʊ/

というのがフォニックスのルールなので、ルールを覚えると知らない単語でも簡単に発音が推測できるようになります。
このルールがあれば、[coat]も[toad]も/ɔː/ではなく/əʊ/と発音するのが発音記号を調べなくてもわかるので、カタカナ英語の「コート」「トード」という発音が間違っていることも分かります。

こんな人におススメ

フォニックスは、これから英語の学習を始める幼児にとってはもちろんのこと、私のように間違った発音が身についてしまった人、リスニング力を上げたいという人にも、正しい発音を身につける方法としておすすめできます。また、単語をたくさん覚えないといけない中学生、高校生、大学受験生にとっても、スペルと発音の法則性がわかることで単語が覚えやすくなると思います。

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