[air]:「エアー」ではない
[air]は、3文字で一つの母音として発音します。文字は3文字ですが、二重母音として取り扱われることが多いです。

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[air](空気の[air])

【解説】

発音:『エァ』(発音記号: /eər/ )

[e]のフォニックス読みの発音『エ』に続けて、のどの奥の方で小さく『ァ』というイメージです。

[air]という単語をカタカナ英語で書くと「エアー」(=空気)になりますが、英語では「エ」「ア」とはっきりと発音するのではなく、『エァ』と一つの音として発音するようにします。

【単語例+フォニックスのルール分解】

単語例フォニックスルール分解発音記号発音記号 (アメリカ英語)
air[air]/eər//er/
chair[ch]+[air]/tʃeər/ /tʃer/

【その他の単語例】

dairy
fairy
hair
pair
stair

[ai]と[air]は発音が違う

[ai]の後ろに[r]がつくと、[air]になりますが、[ai]と[air]は発音が全く異なります。[ai]の発音の詳細は【[ai]:「アイ」ではない】をご参照ください。

例えば、 [daily] と[dairy]。

[daily] (日々の)『デイリィ』(発音記号:/ˈdeɪ.li/ )

スペルに[ai]が含まれていて、/eɪ/の発音です。

[dairy] (乳製品)『デァリィ』(発音記号:/ˈdeə.ri/ )

スペルに[air]が含まれていて、/eɪ/ではなく、/eər/の発音になります。

余談ですが、[diary](日記)はスペルが似ているので、[dairy]と混同しがちです。
[diary]は[i]をアルファベット読みして「アィ」と発音するので『ダィアリィ』(発音記号:/ˈdaɪə.ri/)となります。

[ai]と[air]のように、2文字と3文字で発音が異なる例はほかにもあります。

[ar]と[are]
[ea]と[ear]
[ur]と[ure]
など。
★詳細は追ってご紹介させていただきます。

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