[s]に続いてよく出てくる子音が、[t]と[p]です。辞書をみると[t]、[p]から始まる単語もたくさんありますね。
ただ、単語の始め(語頭)に来る場合と単語の最後(語尾)に来る場合で、微妙に発音が変わるので少しだけ注意が必要です。まずは、語頭にくる[t][p]からみていきましょう。
[tiger]であれば、「トゥッ、トゥッ、タイガー」のように練習してみてください。このとき、「タイガー」の「タ」を強く読むようにすると、英語っぽくなります。(強く読むことを『「タ」にアクセントをつける』ともいいます。)
ただ、単語の始め(語頭)に来る場合と単語の最後(語尾)に来る場合で、微妙に発音が変わるので少しだけ注意が必要です。まずは、語頭にくる[t][p]からみていきましょう。
[t]([tiger]の[t])
【フォニックスのルール解説】
発音:『トゥ』(発音記号:/t/)
[t]が語頭に来る場合は『トゥッ』と少し強い目に息を出すようにして発音します。[tiger]であれば、「トゥッ、トゥッ、タイガー」のように練習してみてください。このとき、「タイガー」の「タ」を強く読むようにすると、英語っぽくなります。(強く読むことを『「タ」にアクセントをつける』ともいいます。)
なお、[t]も[s]と同じく、無声音です。なので、「トゥ」と声に出すのではなく、「トゥ」というつもりで声を出さずに息だけ出すことを意識してください。
【単語例+フォニックスのルール分解】
単語例 | フォニックスルール分解 | 発音記号 | 発音記号 (アメリカ英語) |
ten | [t]+[e]+[n] | /ten/ | |
tiger | [t]+[i]+[g]+[er] | /ˈtaɪ.ɡər/ | /ˈtaɪ.ɡɚ/ |
【その他の単語例】
table
tea
time
today
tree
[p]([pen]の[p])
【解説】
発音:『プ』(発音記号:/p/)
日本語の「ぷ」とほぼ同じ発音ですが、これも「ぷ」が有声音なのに対し、英語の[p]は無声音です。なので、「ぷ」というつもりで、声を出さずに息だけ出す感じです。
【単語例+フォニックスのルール分解】
単語例 | フォニックスルール分解 | 発音記号 | 発音記号 (アメリカ英語) |
park | [p]+[ar]+[k] | /pɑːk/ | /pɑːrk/ |
pen | [p]+[e]+[n] | /pen/ |
【その他の単語例】
party
piano
pizza
play
present
語尾の[t][p]の発音
英語にはアクセント(音の強弱)があり、多少発音が間違っていてもアクセントが正しければそれっぽく聞こえるというのはよく聞く話です。
反対に日本語にはほとんどアクセントはなく、ほぼすべての語を同じ強さで読みます。なので、例えば「カップ」では「カ」と「プ」は同じ強さになります。
それに対して、英語では語尾に[t][p]が来る場合は、ほとんど聞こえないくらい小さく控えめに発音します。
[cup]の場合、最初の『カッ』を強く発音し、『プ』は、発音する真似だけして実際は音は出さない、というぐらいの意識で大丈夫です。『カッ…(プ)』というイメージです。
【単語例】
cut 『カッ…(トゥ)』
pet 『ペッ…(トゥ)』
sit 『シッ…(トゥ)』
hip『ヒ…(プ)』
stamp『スタン…(プ)』
top 『トッ…(プ)』