[x][-cks][-ks]：[ks]の3兄弟

3つとも同じ発音の3兄弟です。

【解説】

発音：『クス』（発音記号：/ks/）

発音記号のとおり、[k]と[s]の音を続けて読みます。（[k]の発音の詳細については【[c][k][ck]：同じ発音　『ク』の3兄弟】、[s]の詳細は【[s]：はじめの１文字子音】をご参照ください。）
いずれも無声音なので、声を出さずに息だけで『クス』と発音してください。[x][-cks][-ks]の3つとも同じ発音です。

[x]（[box]の[x]）

/ks/と発音する[x]は、単語の頭に来ることはありません。単語の最後もしくは子音の前に来ることがほとんどです。

【単語例＋フォニックスのルール分解】

単語例	フォニックスルール分解	発音記号	発音記号 （アメリカ英語）
box	[b]+[o]+[x]	/bɒks/	/bɑːks/
next	[n]+[e]+[x]+[t]	/nekst/

【その他の単語例】

fox
six
relax
text

【例外】

母音の前にくる [x]で　/ks/　と発音するもの
foxes（[fox]の複数形）
dioxide
oxide

[-cks]（[socks]の[cks]）

[-ck]で終わる単語の後ろに[s]がついた形です。複数形、3単現の[s]がつく場合です。

【単語例＋フォニックスのルール分解】

単語例	フォニックスルール分解	発音記号	発音記号 （アメリカ英語）
socks	[s]+[o]+[cks]	/sɒks/	/sɑːks/
kicks	[k]+[i]+[cks]	/kɪk/

【その他の単語例】

clocks
ducks
packs
picks
rocks

[-ks]（[books]の[-ks]）

[-cks]にも含まれますが、それ以外に[-k]で終わる単語の後ろに[s]がついた形です。複数形、3単現の[s]がつく場合です。

【単語例＋フォニックスのルール分解】

単語例	フォニックスルール分解	発音記号	発音記号 （アメリカ英語）
books	[b]+[oo]+[ks]	/bʊks/
marks	[m]+[ar]+[ks]	/mɑːks/	/mɑːrks/

【その他の単語例】

cheeks
looks
parks
peaks
talks

[-kes]でも/ks/と発音する場合

[-ke]で終わる単語でも最後の音が/k/と読む単語（マジックeなどの場合）も同じように、/ks/の発音になります。

【単語例】

cakes
lakes
likes