[y]:「いぇーい!」の発音

何かいいことがあって喜ぶとき、よく「いぇーい!」と言いますね。でも、いざ日本語で書こうとすると「あれ?どうやって書くの?」と悩んだことはありませんか?日本語の50音にない音で、「いぇ」と書き表すことが多いです。
実は、この音が英語の[ye]の音になります。「いぇーい!」は英語では、「Yeah!」となります。

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[y]([yeah]の[y])

【解説】

発音:『ユ』(発音記号:/j/)

上述のとおり、[y]の発音も日本語にはありませんが、カタカナでなんとか表記するとすれば「ユ」。でも、実際には「ゆ」とも少し違います。

[y]はローマ字では「ヤ行」を書き表すときに使うので、日本人は「や・ゆ・よ」の音と思いがちですが、日本語の音とは少し違います。実際に、「Yeah!」は、日本語の50音では書き表せないので、通常日本語では使わない「いぇ」と書き表すことが多いですね。

「いぇーい!」というとき、舌の両端が軽く上の奥歯に触れているのがわかりますか?口は上下にはほとんど開けず少し横に開いている感じです。このままの口で「ユ」と発音した音が[y]の音になります。日本語の「ゆ」は口をとがらせるように発音しますし、「や」も「よ」も上下に口を開けるので、やはり日本語とは違います。

ちなみに、[yes]は日本語表記だと「イエス」となることが多いのですが、これも正しい発音ではありません。「いぇーい」と同じように、舌の両端が軽く上の奥歯に触れるようにして発音します。カタカナ表記にすると「イェス」の方が近いですね。

【単語例+フォニックスのルール分解】

単語例フォニックスルール分解発音記号 
yeah[y]+[ea]+[h]/jeə/ 
yes[y]+[e]+[s]/jes/ 

【その他の単語例】

yellow
yesterday
you
young
yo-yo

発音記号は /j/

ちなみに、[y]の発音記号は /j/。なぜこれが[y]の発音になるのか、いまでもややこしくて仕方がありません。ついつい、[j]なら[jam](ジャム)(発音記号:/dʒæm/)の音だと思ってしまいます。
[yes]の発音記号は、 /jes/ 。発音記号だけ見れば、つい『ジェス』と発音してしまいそうになります。

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