アルファベットの中で[c][k][q]の3文字は、同じ /k/ (『ク』)の発音になります。
このうち、[q] は通常 [u] とセットで使われ、[qu]で『クウ』(発音記号:/kw/)の発音になるため、『ク』の3兄弟からは除外します。このページでは、[c] [k]および同じ発音になる[ck]の3つを取り上げます。
[k][ck]([kick]の[k]と[ck])/ [c]([cat]の[c])
【解説】
発音:『ク』(発音記号:/k/)
日本語の「く」とよく似たほぼ同じ発音ですが、「く」が有声音なのに対し、[k]は無声音です。「く」というつもりで、声を出さずにのどの奥から息だけ強い目に出す感じです。
なお、[ck]が単語の初めに来ることはありません。
【単語例+フォニックスのルール分解】
単語例 | フォニックスルール分解 | 発音記号 | |
kick | [k]+[i]+[ck] | /kɪk/ | |
cat | [c]+[a]+[t] | /kæt/ |
【その他の単語例】
[k]kettle
key
king
kitchen
kite [c]
cake
camera
coin
cow
cup [ck]
back
clock
chicken
duck
sick
[k][c][ck]の使い分け
この3兄弟は、文字は違うのに全く同じ発音をします。簡単な使い分けのルールがあるのであわせてを紹介します。
1.[ck]は単語の始めにくることはありません。ほとんどが『●●ック』のように単語の終わりにきます。
例:pick、snack
※ [chicken]のように単語の真ん中に来る単語もありますが、語頭に来ることはありません。
2.『ク』の後に続く音が、[a][o][u]のときは、[c]
例:cat、cost、cup
※ [kangaroo]は[a]が続いていますが、[k]になる例外。(外来語のため)
3.『ク』の後に続く音が、[i][e]のときは、[k]
例:kid、kettle