![[m]:[n]と似たもの同士で実は難しい](https://getitphonics.com/wp-content/uploads/2020/07/compass-2946959_1280.jpg)
[n]と[m]は形も似ていますが、発音も似ていて、しかも正しく発音するのは意外に難しいです。
[m]は口を閉じて『ン』と言った後続けて『ム』
[m]([map]の[m])
【解説】
発音:『ム』(発音記号:/m/)
[m]も[n]とよく似ていて、フォニックスでは基本的に『ム』と表記します。それも間違いではありません。 [map]『マップ』(発音記号:/mæp/)では、[m]+[a]で『マ』と発音します。でも、実は [m]も『ン』と発音することもあります。例えば「ハンバーガー」。英語で書くと[hamburger]。[m]の字は、『ン』と発音していますね。
ただ、[n]とちがうのは、[m]の音を『ン』と発音するときは、口を閉じたまま発音するということです。([n]の発音については、【[n]:「ヌ」か「ン」か?実は難しい[n]】をご確認ください。)
「ハンバーガー」を日本語で発音するときも「ん」は口を閉じて発音していませんか?実は日本人でも無意識に英語の正しい発音ができているのです。
口を閉じて『ンム』と言ってみてください。後ろの『ム』を発音したときには口が少し開きますがそれで正解です。そして、[m]の次に母音がくるばあいは、ローマ字と同じ考え方で、[m]+[a]=『マ』となります。
なお、[m]の次に母音が来る場合でも、『ンム』と意識して発音するとより英語らしくなります。[map]なら『ンマップ』という感じです。[form]『フォーム』のように、[m]が単語の最後に来る場合も、『フォーンム』のように『ンム』が意識できると完ぺです。
【単語例+フォニックスのルール分解】
単語例 | フォニックスルール分解 | 発音記号 | 発音記号 |
map | [m]+[a]+[p] | /mæp/ | |
mix | [m]+[i]+[x] | /mɪks/ |
【その他の単語例】
melon
milk
money
monkey
hamburger
number
よく似ている[n][m]
[n]と[m]は形も似ていますが(笑)、発音もよく似ています。 [n]は口を開けたまま、『ンヌ』[m]は口を閉じて『ン』と言った後続けて『ム』
ポイントは、『ン』と発音するときに、口を開けるか、閉じるかの違いです。以外に奥が深い[n]と[m]ですね。