イギリスでは小学校でフォニックスのルールの勉強をはじめるとき、まずこの[s]の発音からはじめます。
日本語では「あいうえお」から勉強するように、英語でも「ABC…」の順番で勉強をすれば良さそうなものですが、イギリスでは生活の中でなじみのある音から勉強していくようです。
[s]([sun]の[s])
【フォニックスのルール解説】
発音:『ス』(発音記号:/s/)
日本語の「す」とほぼ同じ発音ですが、「す」が有声音(発声時にのどを触るとのどが振動する)なのに対し、英語の[s]は無声音です。(有声音と無声音については、【発音の豆知識:「無声音」と「有声音」】のページをご参照ください。)
具体的には「す」というつもりで、声を出さずに息だけ強い目に出す感じです。ただし、『シュ』という発音にならないように気を付けてください。
【単語例+フォニックスのルール分解】
単語例 | フォニックスルール分解 | 発音記号 | |
snail | [s]+[n]+[ai]+[l] | /sneɪl/ | |
sun | [s]+[u]+[n] | /sʌn/ |
【その他の単語例】
sandwich
sea
sing
sleep
start
実際の単語では、[s]などの子音は、他の子音や母音と組み合わせて使われます。
まずは、[s]を見て「ス」と発音することに慣れ、フォニックスのルールが組み合わさって一つの単語になるということを覚えていてください。
最初は、[sun]であれば、「ス・ス・サン」のように練習することで [s]=「ス」が身につきやすくなると思います。